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ご挨拶

朝日町は、主に旧東海道に沿って南北に民家が並んでいます。

東海道は昔から、多くの人が往来してきました。ある人は江戸へ京へ。また、ある人はお伊勢参りへ。そして、街道の周辺には、おのずと民家が立ち並び、朝日町の旧小向村、旧柿村では、いわゆる「桑名の焼き蛤」が街道筋の軒先で松毬(まつかさ)を燃料に用い焼いて売られていました。朝日地域は「桑名」の範疇だったのです。地元の方や私も、物心ついた頃には旧東海道を「おうかん」と呼んでいました。「おうかん」は現在の様に自動車が多くなるまでは、単に交通路ばかりでなく子ども達の遊び場であり、地域の人々の生活の場そのものでした。「おうかん」で「缶蹴り」や「釘刺し」など遊んでいました。その後「危ないで、おうかんで遊ぶとあかん」と言われる様に成りました。「おうかん」すなわち「往還」、これが当施設の名前の謂れです。

近くには円形校舎の朝日小学校、あさひ園、川越高校、川越中学校、朝日町健康福祉センター「さわやか村」、川越町いきいきセンター、有料老人ホーム、医療機関、行政機関などが存在し、文教福祉地区とも言える好環境の中に在ります。

老いも若きも、あたり前のように「人生を往ったり還ったり」します。若い人も誰もが老いていくのです。老いてなお「人生を往ったり還ったり」する場として、この「往還」が高齢者のためになればと考えています。

平成25年4月より、東棟増設により入所定員が40名、平成26年4月よりショートステイ転換により10名増え、現在100名になりました。往還ホールも併設しました。往還ホールにはグランドピアノを寄付していただき設置しました。施設内行事だけでなく、地域住民がピアノ発表会をはじめ地域活動にも使っていただけるのでないかと考えています。

特養は「終の住処」としての役割も大きくなってきています。長い人生をやすらかに、ローソクの火が燃え尽きるように、全うする場として、ご高齢者が余生・与生を尚も充実し、向上し、楽しく、喜び合って過ごせる「往還」でありたいものです。この往還を利用していただくご高齢者とご家族には、居住・利用していることを周囲の方々に吹聴し自慢していただきたい。職員は、往還で働いていることを知人に自慢し誇りに思っていただきたい。私どもは、ご高齢者と共に楽しみ、喜び、そして悲しみをも分かち合えることを願っています。

以前、本木雅弘主演映画「おくりびと」が数々の賞を総なめにし、話題になりました。

特養職員も、まさに、「おくりびと」の側面があると思っています。

理事長 柿澤 善樹

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